メイクをしたり、ふと鏡を見たり、どうしても気になってしまうことが多い、鼻の角栓。
気になってしまうからと独自のケアをすると、あとから更に目立つようになる誤ったケアが多いのです。
誤ったケアをしてしまうと、今はまん丸の毛穴も年齢を重ねることで涙型に変わり、今までよりさらに目立つようになってしまいます。
今日から正しいケアをしてみることで、角栓が気になりにくくなり、理想とする肌に近づけることができるのです。
今回は私の友人のねぎ子さんに具体的にどのようなケアをしてるか、角栓が気にならなくなったら肌満足度は何点になるか聞いてみました。
今回はねぎ子さんの肌満足度を70点から80点にするための角栓のケア方法について、月間300名以上のお肌の相談を受けてきた元ビューティアドバイザーのコスメコンシェルジュが詳しく解説していきます!
やりがちな間違いケア方法 2選
やりがちな間違いケアは、実は角栓を大きく育ててしまうケアなのです。
それではどのようなケアが角栓を育ててしまう可能性があるのでしょうか?
時間をかけてクレンジングをする
時間をかけてクレンジングをするのは、最もおすすめしません。
なぜならこすってしまうので、実は角栓を目立たせやすくするからです。
通常毛穴は、毛の太さと同じくらいしか開いていないもの。
『気になるから』とグルグルとクレンジングをしすぎると、毛穴を削ってしまい、毛穴が広がってしまいます。
広がることで、毛穴の見た目は3倍ほどになってしまうことも。
広がった毛穴には汚れが溜まりやすくなってしまい、角栓が出来やすくなってしまうのです。
あご先のざらざらが気になる人も同じ原理
鼻同様ガシガシしてしまっているために、汚れが溜まり、ざらざらが気になるようになっています。
角栓が溜まりやすいところは
- 鼻
- あご先
- 額
鼻の角栓が気になる人は、あご先のざらざらも気になる人が多いです。
気になるから触りたくなりますが、その触った分だけ毛穴が広がり角栓が溜まりやすくなるので、我慢しましょう。
家から出ない日は日焼け止めを付けない
日焼け止めを付けないと、実は角栓を大きく育てかねないのです。
日焼けをすることで肌が乾燥してしまい、皮脂の分泌が過剰になるからです。
本来の潤いを保つ力をこれ以上下げないように、肌を守ろうとして皮脂を分泌することで、肌のバリア機能を一時的に上げようとします。
そもそも角栓とは、どのようなものでできているのでしょうか?
皮脂が過剰になることで、角栓を作る材料が増えてしまいます。
さらに、皮膚が乾燥すると肌は硬くなってしまいます。
硬くなることで、本来は排出されるべき毛穴の汚れが排出されにくくなります。
土の柔らかいところと、土が硬いところ。
どちらが草を抜きやすいですか?
土が柔らかいところですよね。
土は皮膚で、草は角栓で想像してみてください。
皮膚も柔軟性があるところのほうが、汚れを排出しやすいのです。
日焼けをすることで、皮脂は過剰に分泌され、肌は乾燥して硬くなります。
その結果、角栓が育ちやすい環境を整えてしまうことになるのです。
このように、何気なくしている誤ったケアが角栓を育ててしまいやすくなってしまいます。
実はねぎ子さんは、やり方が惜しいために、角栓ケアとしては△な方法を取り入れていました。
いったいどんなケア方法なのでしょうか?
ちょっと惜しいケア方法 2選
角栓が気になる人がやりがちで、それも実は惜しいケア方法もあります。
どんな方法が惜しくて、どうすればベストに変わるのでしょうか?
湯船につかりながらクレンジング
やっちゃダメなところでも紹介したお風呂でのグルグルケア。
実は、温めることに着目しているのは、惜しいところなのです。
皮脂は38度くらいから溶け出すといわれています。
湯船に入りながらぐるぐるとクレンジングするのは、蒸気と室温で角栓が浮きやすくなるのです。
しかしお風呂に入りながらだと、意外と肌の温度は上がりにくいため、少し惜しいのです。
ホットタオルやスチーマ―で顔を温めるのがおすすめ
肌温度をしっかり上げるためには、ホットタオルやスチーマーで肌を温めることがおすすめ。
ホットタオルやスチーマーから出る蒸気を当てることで、短時間で肌温度を高めて、皮脂汚れを取り除きやすい状態にすることができます。
スチーマーがある人はクレンジングモードで蒸気を当てるだけでOK。
その後クレンジングをするのがおすすめ。
詳しい使い方はスチーマーの説明書に必ず記載がありますので、そちらを参考にしてください。
ホットタオルの作り方はあとで解説するでー
毛穴の角栓のケアをしたら、必ず保湿をしっかりしよう
角栓ケアとコットンパックを一緒のタイミングで行うのは、素敵なケア方法です。
汚れを取り除いた分、化粧品の浸透を邪魔するものが少なくなっているので、肌がふっくらしやすくなるからです。
コットンパックなら、3~5分で済むから時間ない人にもおすすめのケア方法なのです。
よくある美容成分がたっぷり入ってるパックで、保湿ケアできたら最高です。
このように、角栓が気になる人が取り入れてるケアの中には、とても惜しいものがあるのです。
それではコスメコンシェルジュはどのようなケア方法をオススメするのでしょうか?
コスメコンシェルジュがおすすめするケア方法
それではどのようなケアをするのがおすすめなのでしょうか?
コスメコンシェルジュがおすすめする角栓のケア方法は6つあります。
- ステップ①ホットタオルで皮脂を少し浮かせる
頑固なつまりを取り除きやすくする
- ステップ②クレンジングは1分以内に終わらせる
- ステップ③酵素洗顔を使って古くなった角質を取り除く
- ステップ④保湿をしっかりする
- 角栓にしないコツ日焼け止めは必ずつける
- 角栓にしないコツファンデーションを付けるときは鼻を最後にする
ホットタオルで皮脂を少し浮かせる
スチーマーがなくても簡単に蒸気を顔に当てることができるのがホットタオル。
実は簡単に取り入れることができる美容法なのです。
- タオルを水で濡らし、絞る
絞るのが緩すぎると、あとで熱すぎてなかなか使えない状態になります
- タオルを巻いて、ラップに包む
この形にして、ラップに包みましょう ラップに包むことで、短時間のレンチンで済みます
- レンジでチン
500~600Wで30~60秒チンします
- 顔に乗せましょう
手首にタオルを当てて、「ちょっと熱いな」と思うくらいの温度の時に顔に乗せるのがおすすめ
- 顔が温まってきたら完了
もしタオルが早く冷めた場合、もう一度最初からしてみましょう
フィルムタイプのマスカラを使っている人は、この時点でマスカラが落ちますので、やさしく拭いましょう。
顔を温めることで、皮脂を取り除きやすい状態を作ることができます。
クレンジングは1分以内に終わらせる
クレンジングは必ず1分以内に終わらせましょう。
クレンジングを肌の上に長く載せることで肌が乾燥しやすくなるからです。
短時間できれいに汚れを落とすためには、クレンジングを肌に乗せる順番が大事になります。
- 鼻
- あご
- 額
- 頬
この順番になじませながら乗せた後に、クレンジングを肌全体に広げます。
この順番にすることで、汚れが気になるところには長く、乾燥してほしくないところには短くクレンジングをのせることができます。
オイルクレンジングを使っている人は、洗い流す前に乳化を忘れずしましょう。
乳化をすることで、クレンジングと水が馴染み、汚れをしっかり落としながらスムーズに洗い流せるからです。
その後は30℃くらいの水温の流水を30回ほどすくって流しましょう。
クレンジングの流し方については、「シャワーで洗顔するのはなぜNG?美肌のための洗顔に大切な2つの事」をご覧ください。
酵素洗顔を使って古くなった角質を取り除く
酵素洗顔を使って、古くなった角質をやさしく取り除きましょう。
古くなった角質を取り除くことで、毛穴の中に新しく角質が溜まることを防ぐことができます。
もし毛穴ケアを毎週決まった曜日にする場合、酵素洗顔は『1~2回/月』の使用頻度にするのがおすすめ。
高頻度で酵素洗顔をすることで、乾燥しやすくなる人もいるからです。
酵素洗顔については、「酵素洗顔とは? 違いと使い方、使用頻度を化粧品選びのプロが解説」をご覧ください。
保湿はしっかりする
化粧水や乳液などのアイテムを使って、肌をしっかり保湿しましょう。
スキンケアアイテムにはそれぞれ肌を守る役割があります
アイテム | 化粧水 | 乳液 | 美容液 | クリーム | オイル |
役割 | 角質層に水分を与える | 角質層に水分を与える 角質層の水分が逃げるのを防ぐ | 肌悩みを防ぐ対策 | 保湿 保温 | 加齢による油分代謝の衰えを防ぐ |
それぞれの役割を意識しながら保湿していきましょう。
ねぎ子さんの場合、不足しているアイテムはないように感じます。
ただ化粧水は肌が必要としている量を与えることがおすすめ。
角質層を化粧水で満たしてあげることで、さまざまなダメージから肌を守る機能が高まるからです。
化粧水の適量については、「【化粧水の適量】肌に必要な化粧水の量を見分けるたった1つの方法」をご覧ください。
日焼け止めは必ずつける
日焼け止めはどんな時でも忘れずにつけましょう。
日焼けは肌にとってダメージを与える効果が多くなってしまいます。
- 肌を乾燥させて硬くする
- 肌悩みを加速させる
角栓の場合、肌を硬くすることで汚れが溜まりやすい環境を作ってしまいます。
日焼け止めは肌のトーンに影響を与えるだけでなく、健やかな肌を育みやすい環境を壊してしまうのです。
また、日焼け止めはつけている間、肌の上で分解されてしまいます。
分解の影響を最小限に抑えるためにもこまめな塗り直しがおすすめ。
顔の場合、日焼け止めのぬり直しができない場合、ヨレているところを中心にメイク直しをすることで、日焼け止めのぬり直しと同じような効果を得ることができます。
ファンデーションを付けるときは鼻を最後にする
ファンデーションを付ける順番も、実は角栓に影響を与えます。
ねぎ子さんの場合、順番として後半にしているのはGood!
気になるからと最初につける人が多いですが、実はNGなのです。
最初につけるとたくさんついてしまうので、毛穴落ちをしてしまい、余計に毛穴が目立ちます。
さらに毛穴落ちすることで、皮脂の代わりに角栓の材料になってしまいます。
最後につけることで、過剰につけすぎることがないので、崩れも気になりにくくなります。
もちろん毛穴落ちの量が少ないために、角栓の材料になる量も少なくなるのです。
おすすめは“クルクル”と広げることです!
毛穴に均一にファンデが入るので、さらに毛穴落ちしにくくなります!
このようにおすすめの角栓のケア方法には6つのステップがあります。
適切なケアで自分の理想に近づこう
気になってしまうからオリジナルのケア方法になってしまう角栓。
誤ったケアをすることでさらに目立ちやすくなってしまいます。
適切なケアをすることで、気にならなくすることができる角栓。
ねぎ子さんが肌満足度80点を目指すように、あなたも肌満足度を上げてみませんか?
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