夏になると“毛穴のつまりの解消に酵素洗顔を使いましょう”とよく書かれています
雑誌で書いてあっても、どんなものか理解されていないことが多いのが、酵素洗顔
毛穴のつまりには酵素洗顔がいいんだ、それなら毎日使ってみよう✨
気持ちわかります!毛穴って気になりますもんね!
しかし毎日使うと、乾燥したり、バリア機能が弱まったり、お肌が敏感になってしまうのです
実は間違った使い方をされることが多い酵素洗顔
誤った使用をすると肌トラブルの原因になりやすいのです
正しい使用頻度を守ることで、肌の汚れがきれいに取り除けます
肌の汚れをきれいに取り除くことで、スキンケアの浸透が高まり、美肌に近づけます
あなたは正しい使い方ができていますか?もしできていなかったら、自分自身で美肌力を下げていることになります
この記事を読むことで、正しい使い方が理解できるので、美肌力を高めることができます
酵素洗顔の特徴と、おすすめの人、使い方と使用頻度について、月間300名以上のお肌の相談を受けてきた元ビューティアドバイザーのコスメコンシェルジュが詳しく解説していきます!
酵素洗顔とは酵素が入っている洗顔
酵素洗顔とは“酵素の入っている洗顔”を指します
酵素とは、普段の洗顔では落としにくい汚れを落とす洗浄成分です
体の中の消化酵素と同じもの(リパーゼ、プロテアーゼなど)を使って、汚れを分解するものが多いです
- 古くなった角質など通常の洗顔では落ちていない“たんぱく質汚れ”を分解して洗い流せるもの
- 皮脂つまりのように“酸化した皮脂”を分解して洗い流せるもの
この2つがバランスよく入っているのが酵素洗顔の特徴
毛穴の汚れ代表の角栓は、皮脂と古くなった角質が毛穴の中に詰まっているもの
だから毛穴汚れが気になる人におすすめとして、よく紹介されているんだよ
普段使っている洗顔との違いは酵素が入っているかどうか
酵素洗顔 | 違い | 洗顔料 |
酵素+洗浄成分 | 配合成分 | 洗浄成分 |
粉 | 形状 | チューブやポンプなど様々 |
泡立ちにくいものが多い | 泡立ち | いいものが多い |
夏 2週間に1回 それ以外 1ヵ月に1回 | 使用頻度 | 1日1~2回 |
酵素洗顔は酵素と洗浄成分が一緒になっているものが多くなっています
一方、洗顔料は洗浄成分が主成分になっています
配合成分によって、洗浄効果が高くなったりマイルドになったりします
酵素洗顔は水に触れることで汚れを落としやすくなります。そのため基材(形状を作るもと)に水が使えないため、粉状のものがほとんど
一方、洗顔料はポンプ式やチューブのような、最初から水を含んでいる形状のものが多くなっています
酵素洗顔=さらさら、が覚えやすいで!
酵素洗顔は基材に水が入っていないことから、泡立てるのが難しいことが多いです
一方、洗顔はテクニックがなくても泡立ちやすく濃密泡が作りやすいのが特徴
酵素は普段の洗顔では落としにくい汚れを落とすことを目的にしているため、使用頻度は2週間に1回~1ヵ月に1回が通常になっています
一方、洗顔料は普段の汚れを落とすことを目的にして作られているため、1日1~2回の使用が推奨されています
名前は似ていても落とすものが違うため、形状や泡立ち、使用頻度が変わってきます
酵素洗顔がおすすめの人とおすすめしない人
酵素洗顔は落とすものが普段の洗顔では落としにくい汚れであるため、洗顔料とは違い誰でも使えるアイテムではありません
使ってみてもらいたいおすすめのひとと、取り入れるにしても慎重に取り入れてほしいお勧めしない人について解説していきます
おすすめの人:毛穴のつまり・ニキビが気になる人
酸化した皮脂を分解することから、毛穴のつまりが気になる人には試してもらいたい洗顔方法
酵素のチカラで酸化した皮脂を分解してくれるので、皮脂のつまりを解消できて毛穴が目立つことを防ぎます
毛穴のつまりが原因でニキビが出来ることから、ニキビが気になる人にもおすすめの洗顔方法です
毛穴のつまりが原因でだんだん皮脂が溜まっていくことで悪化していくのがニキビ
毛穴のつまりを解消することで、毛穴の中に皮脂が溜まるのを防げます
おすすめの人:透明感が欲しい人、メイクノリを改善したい人
透明感を阻害しているのは古くなった角質
本来の肌の美しさの上に、1枚ぐしゃぐしゃにラップを重ねているように、古い角質が重なっていることで、肌の美しさや透明感を阻害しています
たんぱく質分解酵素で古くなった角質をはがすことで、本来の肌の美しさが見えるようになります
さらに化粧水などのスキンケアの浸透が良くなる効果があります
ぐしゃぐしゃのラップのような古くなった角質を取り除くことで、肌とメイクが密着するのでメイクノリが良くなります
メイクノリが良くなると、メイクキープ力が上がるので、メイク直しを頻繁にする必要がなくなります
おすすめしない人:肌に赤みがある人、敏感な人
お勧めしない人は肌に赤みがある人です。肌に赤みがある人は肌のバリア機能を担う角質層が人より薄くなっています
そのため、他のひとより肌の刺激を感じやすくなってしまいます
酵素洗顔は肌の上にあるたんぱく質を分解してしまうので、人より薄い角質層をさらに薄くして、刺激を感じやすくする可能性があります
敏感肌の人はもともとバリア機能が低い人が多く、肌への刺激を感じやすいです
バリア機能が薄い角質層を、さらに薄くしてしまう可能性のある酵素洗顔は、肌の刺激が強すぎることがあります
敏感肌のひとこそ、角質層を育てる保湿ケアをしっかり行うことで、毛穴が目立ちにくくなったり、メイクノリが良くなったりするんやで
角質層を育てるのに一番効果があるのが、セラミドを補給すること
セラミドは細胞同士をつないで肌のバリア機能を高める細胞間脂質の事
セラミドケアについては、「【肌に変化を出す理由】セラミドスキンケアが敏感肌におすすめの理由3選」をご覧ください
使い方と使用頻度は?
酵素洗顔は特殊な形状であることから使い方が様々
使用頻度も肌状態によってさまざま
使用方法と使用頻度について順番に解説していきます
使い方① 単体で使う
酵素洗顔を出したら、水を少量加えて泡立ててから洗顔しましょう
基材に水が入っていない分、泡立てが難しくなってます
いつもの洗顔より泡が濃密になりにくいので、こすらないように気を付けながら洗顔するのがポイント
全体を洗い終わったら、泡を流しましょう
使い方② いつもの洗顔に混ぜる
いつもの洗顔をいつもより軽く泡立てた後、酵素洗顔を入れるのがおすすめ
いつもの洗顔を泡立てた後に、酵素洗顔を入れ、酵素洗顔を全体に行き渡らせるように再度混ぜましょう
酵素洗顔といつもの洗顔を一緒に出して泡立てる方法もありますが、水を加えた時に酵素洗顔がこぼれがち
それなら最初から泡立てておくほうがこぼれにくくなるので、おすすめです
しっかり泡を立てることができるので、洗う時に擦ってしまう可能性を少なくすることができます
裏技的使い方 部分パックにする
酵素洗顔を泡立てるのではなく、粘土のように練って毛穴の気になる部分に貼りつける毛穴パックにします
毛穴パックははがしますが、酵素洗顔を使う場合は洗い流すので、角質層を無理やりはがすことはありません
- 準備1水の量に気を付ける
顔と手に適度な水を付ける
- 準備2酵素洗顔を手に出しパックする
酵素洗顔を取り出したら、肌に貼りつけられそうな硬さにまとめる
まとまってきたら毛穴の気になる部分に貼りつける - 洗顔1泡立てる
手に残っている酵素洗顔を使って洗顔料の泡立てを行う
- 洗顔2洗う
順番に気を付けながら洗う
- 洗顔3流す
酵素洗顔パックを貼りつけたところを重点的に洗い流す
詳しい方法については「【ペットボトル1回我慢で!】毛穴レス美肌にアイテム3つでなる方法」にてしょうかいしております
使用頻度 夏は2週間に1回 それ以外は月に1回
毛穴が気になって気になって……
これだけ気になるから、毎日使ってもいいよね?
個人的にはお勧めしません。よっぽど代謝が良くない限り、乾燥してしまいますよ!
夏は2週間に1回、それ以外は月に1回にしましょう!
夏は気温の上昇により皮脂の分泌が増えるため、頻度が高くなっています
逆に寒くなる冬は気温が低くなることで皮脂分泌が活発ではなくなるので、月に1回程度の使用がおすすめ
“乾燥肌”“混合肌”の人は、乾燥していることで肌トラブルが起きやすくなっていることも
そのため、角質を“取り除くケア”より“育てるケア”のほうがおすすめ
角質を育てるためには、セラミドケアを取り入れてバリア機能を高めるほうがおすすめ
セラミドケアについては、「【肌に変化を出す理由】セラミドスキンケアが敏感肌におすすめの理由3選」をご覧ください
肌トラブルを改善して美肌になろう
酵素洗顔は、使い方を理解せずに使用すると肌荒れになりやすいですが、正しい使い方をすることで美肌に近づけることができます
- たんぱく質と酸化した皮脂を分解する酵素が入っている洗顔
- 「毛穴」「ニキビ」「透明感の無さ」「メイクノリの悪さ」が気になる人にはお勧めだけど、「肌に赤みがある」「敏感肌」の人には積極的にはお勧めしない
- 単体でも、いつもの洗顔に混ぜても使える
- 夏は2週間に1回、それ以外の季節は1ヵ月に1回が標準のおすすめ
正しい酵素洗顔の使い方をすることで、美肌力を高めませんか?
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