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思春期ニキビをセルフケアで改善する2つの方法【スキンケアのプロが解説】

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美容
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ニキビができると凹凸が気になって、勉強どころではなくなりませんか?
それに対策したのに、全然よくならないってことよくあるのです

実は「ニキビ=洗顔」は間違いではないけど、正解でもないのです
正解は「正しい洗顔をして、しっかり肌を育てる」なんです

しっかり肌を育てるって、そもそも自分で肌を育てることなんてできるの?

さんちー
さんちー

できます!だって肌も栄養や水分によってできるものだからです!
洗顔ももちろん大事ですが、洗うだけではきれいになれません

ニキビのケアが正しくできていないと、跡になって回復させるのに時間とお金がかかるようになってしまいます
しかし、正しくケアすれば跡にもならないし、ニキビもできにくくなります

この記事はこんな人にオススメです
  • 現在ニキビで悩んでる中学生までのひと
  • 中学生までのニキビで悩むお子さんを持つ人
  • ニキビをできる限り作りたくない人

化粧品の知識のコスメコンシェルジュと、ドラッグストアで薬が売れる医薬品登録販売者の資格両方持つ私がニキビについて詳しく解説していきます
実際店頭でのアドバイスで9割のニキビを改善させたことがあります

この記事の内容
  • ニキビの種類
  • ニキビの原因
  • 対策

思春期ニキビの原因と対策について、月間300名以上のお肌の相談を受けてきた元ビューティアドバイザーのコスメコンシェルジュが詳しく解説していきます!



ニキビの種類

ニキビには主に2種類あります

  • 思春期ニキビ
  • 大人ニキビ

この記事では思春期ニキビについて解説していきます

思春期ニキビとは

上の画像でピンク色がついているところのできるのが、いわゆる思春期ニキビ
年齢的には中学生までに多くみられます

思春期ニキビができる場所

Tゾーン

こめかみ

ほお骨のあたり

皮脂腺の多い部分にできやすいのが特徴
特にTゾーンはほかの部位に比べて約7倍も毛穴が存在するため、皮脂分泌が活発になっています

大人ニキビとは

大人ニキビのできやすい場所

口回り

顎回り

フェイスライン

主な原因は次の通り考えられています

  • 乾燥
  • ストレス
  • 腸内環境の悪化
  • 睡眠不足
  • 紫外線
  • 花粉や大気汚染
  • 女性の場合はホルモンバランスの変化

高校生くらいになると大人ニキビも思春期ニキビもどちらも出ている人が多いです
思春期ニキビと大人ニキビが一緒に出ている際には、大人ニキビ対策をしてもらえると収まることが多いです

ニキビの種類を理解したところで、思春期ニキビの原因について解説していきます

ニキビの原因

ニキビはどんな順番で発生していくかご存知ですか?
ニキビができる過程には原因が含まれています

  • ニキビの発生プロセス
  • ニキビがひどくなる原因

ニキビの発生プロセス

ニキビができる過程を詳しく解説していきます

ニキビの発生プロセス
  • 重症度1
    毛穴がふさがって皮脂が溜まり、アクネ菌が増える

    毛穴が以下の原因で詰まってしまいます

    毛穴を詰まらせる原因
    • 汚れの放置
    • 洗顔のやりすぎ
    • ホルモンの影響
  • 重症度2
    炎症が毛穴内で発生し、赤く腫れる

    毛穴が詰まってしまったことで、本来排泄されるべき皮脂がたまります
    皮脂と湿気が好きなアクネ菌が毛穴内で増え、炎症を起こします

    この状態になると、一般的に白ニキビと呼ばれます

  • 重症度3
    炎症が起きて赤く腫れる

    白ニキビの時に放置、もしくは適切に対処しないと、今度は毛穴周りが赤く腫れます
    この状態を、一般的に赤ニキビと呼びます

    赤ニキビになると毛穴の中や周りに白血球が集まってきます
    集まってきた白血球がアクネ菌を攻撃し、炎症を鎮静していきます

  • 重症度4
    血と膿で腫れあがってしまう

    赤ニキビが慢性化すると、ニキビ内で白い膿と血液が混ざってしまいます
    そうすることでニキビの中は紫色のように変色します

    これを紫ニキビと呼び、自分での対策が厳しくなってしまいます

  • 重症度5
    凹んで跡が残ってしまう

    しかし炎症が進んでしまうと毛穴の壁が壊れてしまいます
    これがクレーターと呼ばれる、陥没した毛穴

    こうなってしまうとツルンとした肌まで長期的な対策が必要となってしまいます

ニキビがひどくなる原因

ニキビがひどくなる原因は実はプロセスの中で誤った対応をしていることが多いのです

過剰な洗顔

重症度1の中でも汚れの放置によるニキビと思って洗顔した人が、実は洗顔のやりすぎが原因のことが多いのです

ツッコミ
ツッコミ

洗顔のやりすぎには、回数が多いものと、ごしごしと洗うことが含まれるからね!

ニキビを触ってしまう

重症度2の白ニキビ~重症度3の赤ニキビの時にニキビを触ることで、化膿を加速させてしまうことがあります
化膿を加速させることは重症度を上げてしまい、ニキビが治るまでに時間がかかってしまうということ
時間がかかればかかるほど、回復が難しくなってしまいます

日々アルコール消毒を正しくできていれば、手に雑菌が繁殖する可能性を減らすことができます
しかしなかなか難しいのが現状

だからこそ触らないように努めるのが一番おすすめ!


それではクレーターを作らずに、せめて赤ニキビの状態で炎症を抑えるためには、どのような対策が必要でしょうか?

対策

それではどのような対策が有効でしょうか?
対策としておすすめなのは次の3点

  1. 洗顔を見直そう
  2. すすぎを見直そう
  3. バリア機能を育てよう

順番に詳しく解説していきます

洗顔を見直そう

まず最初の原因である毛穴を詰まらせないためにも、洗顔が重要になってきます

洗顔の工程
  1. 泡立て
  2. 洗い方
  3. すすぎ

それではどのように洗顔をしていけばいいのか、工程に沿って解説していきます

たっぷりの泡とは

よくたっぷりの泡で洗いましょう、と言います。
しかし、あの泡たっぷりってどういう状態を指すかご存じですか?

「たっぷりの泡」とは

手のひらを床に向けたとき、手から落ちていかない弾力のある泡


この状態の泡は気泡が小さく、泡を顔に押し当てただけで毛穴の中の汚れをかきだします
つまりごしごしする必要がないということ
そのため、汚れの放置や洗顔のやりすぎを防げます

それではどうやって泡立てればたっぷり泡を作れるのでしょうか?

泡立て方

準備するものは以下の3つ

  • 洗顔料
  • 洗顔ネット

それではどのように泡立てるのでしょうか

簡単な泡立て方
  • 洗顔ネットをぬらす
  • 洗顔料を適正量出す
  • しっかり洗顔ネットをこすり合わせて泡を作る
  • 泡を手に取り、軽く抑える

ポイントは洗顔ネットをぬらしすぎないこと
ここでぬらしすぎると泡立ちにくくなります

一度洗顔ネットをぬらしたら、ネットを2~3回軽く振って水気を払いましょう

また、泡立て後に泡を手に取った際、軽く抑えるのもポイント
余分に含んだ空気を抜くことで、さらに細かい泡になります

洗い方を見直そう


先の工程で作った泡を使って洗っていきましょう
その時のポイントが手と顔の間に泡がある状態で、洗顔すること

もし手と顔が直接触れたら泡が足りてない証拠です

そして洗顔するときにはゴシゴシこするのではなく、泡を顔に押し付けましょう

たまに毛穴の奥の汚れが気になるからとごしごしする方がいます
しかし肌を傷つけてますので止めましょう
毛穴の奥の汚れが気になるときこそ、しっかり泡立てましょう


毛穴の奥の汚れはしっかり泡立てれば、手で泡を押すだけで毛穴の中に入っていきます
気になるときこそ、泡立てをしっかり行ってください

いつもの洗顔よりしっかり毛穴のつまりを解消できるのは酵素洗顔
その酵素洗顔を活用した洗顔方法はこちらをご覧ください

すすぎを見直そう

洗顔のところで「すすぎ」と書いたにも関わらず、最重要なので別項目にしました
なぜそんなにすすぎが重要なのでしょうか?

きれいにすすいでない場合、前述したとおり汚れが肌にたまり続けます
ニキビ菌(アクネ菌)は汚れ皮脂が大好きです
毛穴から分泌される皮脂を栄養にアクネ菌は成長をしていきます

これがニキビが悪化し、悪化するとなかなか治らない原因
まずが汚れをきちんと落とすことによって、アクネ菌の繁殖を防ぎましょう

すすぎのコツは以下の3つ!

  1. 30回くらいしっかりすすぐ
  2. 30度くらいのぬるま水で
  3. シャワーを直接あてるのではなく、流水を手ですくって流す

すすぎについてはこちらで詳しく解説しています
併せてご覧ください

バリア機能を育てよう

バリア機能を育てるとはどういうことでしょうか?

バリア機能を育てる方法
  • しっかり保湿をする
  • しっかり寝て肌の回復を助ける

それでは具体的にどのような対策をすればいいのでしょうか?

しっかり保湿をする

しっかり保湿をすることで、外部からの刺激に強い肌環境を作れます

外部からの刺激とは以下のものを指します

紫外線
乾燥
PM2.5や花粉などのアレルゲン

外部の刺激は角質層(皮膚の一番表面)を厚くしてしまいます(角質肥厚)
防御するために角質肥厚が起きます

角質肥厚を起こないためには保湿をしっかりすることで、肌のバリア機能を上げることが大切

しっかり保湿するとは、「肌が欲しがる量をしっかり入れ込む」こと
ほしがる量は爪のあたりで触ったときに肌がひんやりするくらいの量

もしひんやりしていない場合は、肌が乾燥してるからこそ、しっかり育てられない可能性があります

保湿をしっかりする方法をこちらで詳しく解説しています
併せてご覧ください

しっかり寝る

しっかり寝るのも大事な対策です

成長ホルモンにはお肌の修復・再生の役割があります

なので美肌になりたい人は睡眠が重要だといわれています

寝始めて2~3時間で一番成長ホルモンが分泌されます
その時間帯を24時くらいに迎えるのがベストです
なので21~22時の間に寝始めるのが理想
できれば8時間しっかり睡眠をとれるのが望ましいです

もしそんなに早く寝れない場合には睡眠の質を改善しましょう
睡眠の質の改善のためには以下の方法があります

  • 寝る前にスマホを見ない
  • 寝る直前に激しい運動をしない

寝る前にはリラックスして、睡眠に入りやすい環境を作りましょう


このように対策は洗顔だけでないのがニキビ
具体的な対策はこちら

  1. しっかり泡立てて泡を押し当てるような洗顔に直そう
  2. 「30度くらいで30回すすぐ」ように見直そう
  3. しっかり保湿してしっかり寝ることでバリア機能を育てよう

思春期ニキビは適切に対策をしよう

思春期ニキビにきちんと向き合っていれば、あのときあんなに悩まなかった。
大人ニキビもあんなに増えなかっただろうし、ニキビ跡にも悩まなかっただろう。
ましてやニキビを触ってしまう癖もできなかっただろう。

そんな後悔をする子が一人でも少なくなってほしい、切実に思います。

そのためには今回ご紹介した方法をまず試してみてください

思春期ニキビの対策
  1. しっかり泡立てて泡を押し当てるような洗顔に直そう
  2. 「30度くらいで30回すすぐ」ように見直そう
  3. しっかり保湿してしっかり寝ることでバリア機能を育てよう


ニキビの対策は一つ行えばすぐ結果が出るものではありません
長期戦にはなることもありますが、根気よく対策していきましょう

大人ニキビについてはこちらのページも併せてご覧ください

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