寒くなりはじめや、季節の変わり目、花粉が気になる季節に相談が多いトラブルに「粉ふき」があります
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口周りが乾燥して痛いし、赤くなって目立つから嫌なの
この相談、実は年代問わず多くの人が口にされます
そのくらい悩む世代が多いトラブル
かさつきは乾燥を実感し始めるサイン、粉ふきは乾燥を目で理解するサインなのです
そのままにしておくことで、乾燥はひどくなったり治るまでに時間がかかったり、場合によっては肌が敏感になったり……
毎年寒くなると粉をふいてしまって困っている
季節の変わり目に粉をふくことが多い
乾燥対策に何を始めたらいいのか分からない
かさつき・粉ふきの原因と対策、スペシャルケアを知ることで、乾燥が改善されるだけでなく理想的な肌に近づけるかもしれません
- かさつき・粉ふきの原因
- かさつき・粉ふきの対策
- 対策にオススメの成分
- 対策にオススメとアイテム
カサカサ粉ふきの原因と対策について、月間300名以上のお肌の相談を受けてきた元ビューティアドバイザーのコスメコンシェルジュが詳しく解説していきます!
原因
かさつきや粉ふきも肌荒れの一つ
そもそも肌荒れの定義ってご存知ですか?
何らかの原因で、皮膚のキメが乱れて不快な症状が出ている状態のことを「肌荒れ」と言います。
肌荒れとは?肌荒れの症状を知る
出るトラブルとしては、「乾燥」「赤み」「かゆみ」「毛穴の目立ち」「くすみ」「ニキビ」を指すことが多いです
まずはなぜ肌荒れが起きるのか原因を知りましょう
原因は以下の通り
- バリア機能が低下している
- 角質層で刺激物をシャットアウトできていない
- 正常な状態まで肌が成長できてない
それではこれらの原因について詳しく解説していきます
バリア機能が低下している
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本来、肌は皮脂膜(天然の保湿膜)で水分が蒸発しないようにうるおいを閉じ込めています
うるおいは専門用語でNMFといい、角質細胞の中に閉じ込められています
細胞間脂質でくっつけられた角質細胞は、規則正しく並んでいます
肌を乾燥からまもる
外的刺激から体をまもり、炎症を引き起こさせない
バリア機能が低下すると、うるおいは外へと逃げてしまいます
うるおいが肌から逃げるだけではありません
実は肌にとって重要なはたらきが低下してしまいます
どんな機能が低下するのでしょうか?
角質層で刺激物をシャットアウトできていない
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本来肌の中に入れなかったはずの刺激(紫外線やほこり、ウイルスなど)が肌の中へと入っていきます
刺激により、角質細胞は失われてしまいます
そのため角質細胞をつなぎ合わせていた細胞間脂質もしっかり細胞をつなぎ合わせられなくなります
トラブルのない肌がレンガの家なら、バリア機能が下がった肌は隙間だらけのワラの家になりかねません
3匹の子豚の場合、レンガの家が狼から子豚を守ってくれました
肌の場合、ダメージを肌の中まで入れてしまうことになります
水分が蒸発し、乾燥しやすくなる
外的刺激から体を守れず、炎症を起こしてしまう
このように肌のバリア機能が下がることにとって、本来起こらなかったトラブルを招いてしまいます
しかし、体もトラブルに対して対策を取らないわけではありません
体はどんな対策をとるのでしょうか?
正常な状態まで肌が成長できてない
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肌は通常28日でターンオーバーするといわれています
しかし刺激などの影響でターンオーバーが早くなってしまいます
ターンオーバーが早すぎると、しっかりした角質細胞になる前に角質層へといってしまいます
バリア機能を発揮できない
角質層からはがれるときに痛みを感じることがある
次々未熟な角質層が生まれて、しっかり育つことができなくなる
未熟な角質層が生まれ続けるのは、装備ができていないのに次の街に戦いに行くのと同じ
十分にレベルアップしてないと、ボロボロになって回復までに多くのコストがかかってしまいます
ゲームならゲームオーバーになりますが、肌の場合はゲームオーバーになれません
さらにダメージに弱くなってしまい、赤みやかゆみを引き起こしてしまいます
このように粉拭いたり、カサカサする肌荒れは次々とトラブルを起こしやすくなってしまったり、健康な状態に戻すために時間がかかったり何もいいことがない肌状態です
肌荒れする要因は以下の通り
- バリア機能が低下して、肌からうるおいが逃げやすくなっている
- 角質層がスカスカになっていて刺激物をシャットアウトできていない
- 正常な状態まで肌が成長できてないから、さらにバリア機能が弱くなってしまう
それではこれらの原因に対してどのような対策があるのでしょうか?
対策
この肌状態を脱するためにはどのようなケアをしていけばいいでしょうか?
おすすめの対策は以下の通り
- 洗顔は優しく
- 化粧水をしっかり入れる
- 乳液をきちんと使う
スキンケアをする順番に沿って解説していきましょう
洗顔は優しく
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まず洗顔
実は肌ダメージの多くは誤った洗顔の影響が多いのです
実際化粧水などの与えるスキンケアと、洗顔などの落とすケアではどちらに気を付けますか?
乾燥しているときこそ発想しにくいですが、洗顔によるうるおい対策は何よりも重要
うるおいを邪魔するものを取り除くのは洗顔しかありません
肌にダメージを与えやすいものの中には洗顔が必ず挙がります
- スクラブ入り洗顔料やピーリングはお休みする
- 泡立てをしっかりする
- お湯の温度に気を付ける
スクラブやピーリングは、肌の上の古くなった角質を取り除くのにはお勧めです
しかし粉ふきを感じてしまうときは肌が薄くなっているとき
余計な角質もない状態なのに、取り除かなければならないものは何もないはず
また、しっかり泡立ててないまま洗顔してしまうので、これも過剰に角質層を削り取ってしまう原因になります
しっかり泡立てる方法については「洗顔の泡立て方は性格で決めよう!性格別おすすめ泡立て方法5選」をご覧ください
36度で皮脂が溶け出るといわれてしまっているので、お湯での洗顔もNG
32度くらいのぬるま水を使用することがおすすめ
洗顔のお湯については「シャワーで洗顔するのはなぜNG?美肌のための洗顔に大切な2つの事」をご覧ください
洗顔でのダメージを極限まで減らしたら、次は保湿をしっかり行っていきましょう
化粧水をしっかり入れる
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化粧水は肌が必要としている量を使っていますか?
多くの場合、肌が化粧水を必要としているまで与えられていないことが多いのです
メーカー推奨の使用量を使っていても乾燥を感じているときは
- 化粧水の必要量がメーカー推奨量より多い
- 化粧水のタイプがあっていない(タイプによって保湿力が変わるものもあります)
化粧水が入っていける肌環境が整っていない→十分なWクレンジングができていない
このようなことが考えられます
化粧水が必要量入っているかの確認は手の爪周りで触って確認してください
ひんやりしていなかったら化粧水が足りない可能性が高いのです
化粧水の必要量については「「化粧水の適量ってどのくらい?」肌に必要な化粧水の量を知る方法」をご覧ください
乳液をきちんと使う
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乳液の目的ってご存知ですか?
化粧水で与えた水分を皮脂の代わりに閉じ込める
水分と油分をいいバランスで与える
乳液はあくまでも皮脂の代わり
その皮脂は気温が下がることによって分泌量が少なくなってしまいます
そのため皮脂を分泌させる代わりにしっかり使用するのがおすすめ
どうしてもべたつくのが気になる人は、ハンドプレスでなじみやすくしましょう
ハンドプレスのやり方については「アイクリームを使う前に!いつものケアで目元のたるみにアプローチ」をご覧ください
スキンケアでできる対策もたくさんあります
- 洗顔は肌にダメージを与えないように優しく行う
- 化粧水は爪周りで触ったときにひんやり感じるくらい、しっかり入れる
- 乳液をきちんと使ってハンドプレスでなじませる
しかし今持っているスキンケアで対策を行っても思ったように効果が出なかった場合、どのようなアイテムを使って更なる対策を行うのがいいのでしょうか?
対策にオススメの成分とアイテム
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持ってるスキンケアでおすすめの対策をしてみたけど、なかなか効果が感じられないときはどんな対策をするのがいいの?
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その時は医薬品や有効成分の入った医薬部外品を使うのがおすすめ!
まずはおすすめの成分とアイテムを紹介していくね!
おすすめの成分
次の成分が入った医薬品、もしくは医薬部外品を使いましょう
- ワセリン
- ヘパリン類似物質
- トラネキサム酸
- グリチルリチン酸ジカリウム
これらの成分がどのようにいいのか解説していきます
ワセリン
皮膚表面からの水分蒸発を防ぐ
かさつきが気になり始める前からの使用がおすすめ
水分の蒸発を防ぐことで化粧品の効果を高めることが期待できます
角質細胞の天然保湿因子の働きを助けることを目的に配合されます
水やほこり、花粉や化学物質から肌を守ることができます
ヘパリン類似物質
「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」でお肌の生まれ変わりを促す
保湿をすることで刺激に対する防御力を上げ、血行促進することで肌の生まれ変わりを促し、炎症を抑えることで肌への現在の刺激感を抑えることができます
基底細胞に働きかけて、弱った細胞を修復することができるので、内側から肌構造の修復ができます
肌荒れ改善や傷跡修復に使われることもある、なじみのある成分です
皮膚科で話題となった薬のメインの成分です
トラネキサム酸
プラスミンという炎症抑制物質の生成を抑え炎症を抑える
美白成分としてなじみのあるトラネキサム酸ですが、炎症を抑える効果が高い成分です
炎症を誘発する信号を止めるので、炎症を抑えるだけでなく防止する効果が期待されています
グリチルリチン酸ジカリウム
抗炎症、抗アレルギーの効果
強い抗炎症作用があるため、大人ニキビのようなしつこい炎症に用いられる成分です
抗炎症だけでなく抗アレルギーの働きがあるので、アレルギー反応による肌荒れにも効果が期待できます
強い抗炎症作用があるにも関わらず刺激性は低いため、慢性的に炎症が起きている敏感肌の症状改善を目的に使われることがあります
肌荒れした時には次の成分が医薬品や医薬部外品がおすすめ
- 皮膚表面からの水分蒸発を防ぐ、ワセリン
- 「保湿」「血行促進」「抗炎症作用」でお肌の生まれ変わりを促す、ヘパリン類似物質
- プラスミンという炎症抑制物質の生成を抑え炎症を抑える、トラネキサム酸
- 抗炎症、抗アレルギーの効果をもつ、グリチルリチン酸ジカリウム
それではどのようなアイテムにオススメの成分が配合されているのでしょうか?
対策におすすめのアイテム
対策にオススメのアイテムは次の通り
- IHADA 薬用クリアバーム
- ヒルマイルド
- さいき 乳液
それではなぜこのアイテムがおすすめなのでしょうか?
IHADA 薬用クリアバーム
ワセリンの保護力とグリチルリチン酸ジカリウムやトラネキサム酸の抗炎症効果の相乗効果で、肌荒れを改善することができる「IHADA 薬用クリアバーム」
バームを指先になじませ、肌荒れ部位にのせるのがおすすめ
ワセリンのべたつき感を感じにくく、なめらかな使い心地が特徴
ヒルマイルド
ワセリンの密着力とヘパリン類似物質の抗炎症効果で、かさつきの回復力が高め
乾燥を感じ始めた時に使うと、炎症になる前に改善することができます
クリームの密着力が高いので、部分使用がおすすめ
さいき 乳液
化粧水がしみるときの使用がおすすめ
ヘパリン類似物質で肌のコンディションを内側から改善していきます
乳液なので顔全体に塗りやすいのが特徴
IHADAとさいき、どっちがおすすめ?
よく聞かれるのは「IHADAのスキンケアとさいき、どちらがいいですか?」がありますが、これは判断基準によります
よく聞かれる判断基準は次の通り
IHADA | 判断基準 | さいき |
医薬部外品 | 区分 | 医薬品 |
医薬部外品なので可 | 普段使い | 医薬品なのでトラブルがあるときのみなので不可 |
医薬部外品なので肌効果は緩やか | 効果 | 医薬品なので改善が早い |
今のスキンケアと入れ替えがおすすめ | 今のスキンケアを使えるか | 肌状態が悪いときはそのアイテムのみ入れ替え 普段使ってるスキンケアは極力使える |
季節関係なく肌あれをしやすい人はIHADAのスキンケアでコンディションを上げるのがおすすめ
決まった時期に肌荒れをしやすい人はコンディション悪くなったとき、さいきを使うのがおすすめ
さいきはトライアルサイズはないので25gで試してみましょう
IHADAはトライアルサイズがあるので、まず試してみましょう
白繭肌
ヘパリン類似物質とグリチルリチン酸のダブル配合!
美白成分として有名なプラセンタも入っていて、プラセンタは抗炎症作用が高いことでも有名!
コラーゲン、ヒト型セラミド、ヒアルロン酸も配合されて肌のうるおい成分を補給しながら、肌のバリア力を高めてくれます
肌に刺激を与えやすい、香料・着色料・界面活性剤・紫外線吸収剤・エタノール・鉱物フリーだから、刺激に弱くなってるかさつき・粉ふきが気になるときでも安心して使えます
![白繭肌](https://www.afi-b.com/upload_image/11843-1590998521-3.jpg)
カサカサ粉ふきの肌荒れ対策こそ「原点回帰」
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「肌は季節を後追いする」と言いますが、今出ているトラブルは実は3ヵ月前のお手入れの影響だったりすることが多いのです
- バリア機能が低下して、肌からうるおいが逃げやすくなっている
- 角質層がスカスカになっていて刺激物をシャットアウトできていない
- 正常な状態まで肌が成長できてないから、さらにバリア機能が弱くなってしまう
3ヵ月前の自分を責めることはできないので、今できる対策でしっかりケアしていきましょう
- 洗顔は肌にダメージを与えないように優しく行う
- 化粧水は爪周りで触ったときにひんやり感じるくらい、しっかり入れる
- 乳液をきちんと使ってハンドプレスでなじませる
乾燥が気になってしまうと、モチベーションが下がってしまいます。
しかし、3か月後にまたモチベーションが下がってしまわないように、しっかりお手入れを行っていきましょう!
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