だんだん寒くなってくると気になるのが乾燥
あなたの肌は一番初め、どこに変化が生じますか?
多くの人はかかとのガサガサで乾燥してきたと感じるはず
ガサガサが気になる多くの人が使っている「尿素クリーム」、実は医薬品だとご存知ですか?
医薬品ということは適切な使用期間があるものです
その使用期間の見極め方ってご存知ですか?
実際、店舗でも長期間使っているお客様が多かったです
しかしこの長期連用がカサカサさせてしまう、ってご存知ですか?
医薬品登録販売者の筆者がおすすめの使用期間は「カサカサが気にならなくなった時」まで!
医薬品登録販売者+コスメコンシェルジュの筆者が、尿素クリームの適切な使用期間について詳しく解説していきます
尿素はガサガサを溶かすもの
そもそも尿素ってどんな働きをするものかご存知ですか?
尿素とは、硬くなった角質を柔らかくする、柔軟の成分
硬くなったものを柔らかくするなら、別にずっと使ってもいいのでは?
そういう意見もあるとは思いますが、重要なのは、どうやって柔らかくするか
タンパク同士の水素結合の間に割り込んでその構造を破壊し、溶かしてしまうわけです。つまり尿素は潤いを保つだけでなく、肌をツルツルにする作用も併せ持っているといえます。
ニプロ
それではガサガサしている肌の状態を考えながら説明していきましょう
まず、ガサガサしている状態は、目に見えないサイズのささくれが無数にできている状態
手にささくれができた時には、そのささくれだけを除去すればいいです
ささくれを爪切りなどで除去するように、小さなささくれ除去してくれるのが尿素クリームの役割
ささくれがもう一度肌にぴったりつくことがないように、ガサガサしているものを除去するのが正しい尿素クリームの使い方
それでは、もし使いすぎたらどうなるのでしょうか?
使いすぎると刺激に弱くなる
ずばり、「必要なところまで溶かしてしまうから使い続けるのはおすすめしません」
小学生の時、わら半紙のプリントをずーっと消していたら最終的にはプリントが破れた、そんなことありませんでしたか?
実は尿素クリームを肌状態が改善(=ガサガサしなくなった状態)しても使い続けるのは、プリントが破けそうなのに同じところを消し続けているのと同じこと
プリントが目に見えて薄くなっていけば、そこには書かなくなり、消すこともなくなります
しかし、それがよくわからずに、書いては消して、を繰り返すから破れてしまいます
肌の場合、ガサガサがプリント、消しゴムが尿素クリームになります
尿素クリームも正しい期間、正しい使い方をすれば肌にとっていいものですが、間違えて使えば悪い影響を与えてしまうのです
それでは角質とは本来どのような役割があるものでしょうか?
角質は本来育てるもの
角質の本来の役割は、「体を外的刺激から守るもの」
ガサガサで守る力がなくなってしまった角質以外を溶かしてしまうとどうなるでしょうか?
ゲームの装備で例えると、最初は強い防具を付けていたのに物語が進むにつれて、弱い装備に変わっていく状態
弱い装備で、強い敵に勝てると思いますか?
もちろん負けてしまいますよね
弱い装備とは薄くなった角質、強い敵とは乾燥や自分の体重を指します
負けてしまうというのはひび割れてしまうこと
このように、治らないかかとのガサガサはあなた自身が作っていることがあるのです
それではいつまで使うのが本来正しいのでしょうか?
実際使う期間は短いことが多い
実際、かかとのガサガサだと尿素入りクリームはチューブサイズで十分なことが多いのです
なぜなら、そんなに広い範囲がガサガサになっていますか?
もしも、本当にガサガサのところが全然治らないのであれば、一度病院で診察してもらうのがおすすめ
かかとがガサガサしているのは、乾燥ではなく、病気のこともあります
- 全然改善しない
- 範囲が広い(手のひら以上の大きさ)
上記のような状態の方は皮膚科で診察してもらいましょう
まとめ:ガサガサが改善されたら次のステップへ
乾燥が気になり始めたら、早く対策をしてかかとのコンディションを上げましょう!
ガサガサが改善したらいつも使っている保湿で角質をしっかり育てましょう
育てることで、ガサガサにさせないことが大事!
ガサガサが気にならなくなったらこちらのクリームがおすすめ!
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