あなたは何時間ベッドに横になっていますか?
日本人の平均睡眠時間は6時間。6時間は一日の1/4の時間。
つまりあなたは人生の1/4を横になって過ごしています。
その1/4も体を預けるものって何ですか?そう、ふとんかマットレスです。
ベッドとふとんの使用率の調査において、1990年はふとん74.4%、ベッド25.6%でした。しかし2014年の調査では布団で寝る人は49.3%、ベッドで寝る人は50.7%と形勢逆転してます。
ベッドで寝ているといっても、そのベッドの上にふとんを敷いていますか?それともマットレスですか?
以前ふとんで寝ていたけど、模様替えしてベッドを導入。
その時にベッドの上にそのままふとんを敷いて寝ている人も少なくないと思います。
そもそも布団とマットレスの違いってご存じですか?
あなたの体に合った敷布団、もしくはマットレスを使うと
- 疲れにくくなった
- ぐっすり寝れるようになった
- 腰が痛くなった
- 昼間ぼーっとすることがなくなった
と体にとってうれしいことが多く起きます。
なお本記事でのマットレスとは、スプリングレスマットレスを指します
寝るときは布団派?マットレス派?
そもそも布団とマットレスの違いって何でしょうか?
日本の場合、ふとんを床に敷いて寝る文化だったため、ふとんとマットレスはイコールのように感じている人も多いのではないでしょうか?
しかし布団とマットレスは厚みや目的が微妙に違ってきます。
厚みが違えば扱いやすさも違ってきますよね。それではどんな違いがあるのでしょうか?
厚みで見分けるふとんとマットレス
名称 | 厚み |
ベッドマットレス | 15㎝以上 |
マットレス | 7~10㎝が一般的 |
敷布団 | 3~8㎝が一般的 |
このようにふとんとマットレス、ベッドマットレスはおおよそ厚みで分けられています。
海外製のベッドを購入したときには、ベッドマットレスを使うことを考慮して、フレームとマットレスを敷く場所に、大きな段差がありますよね。
一方日本の家具屋さんで売られているベッドには、そもそも海外製品のようにベッドマットレスを敷くためのフレームは作られておらず、フラットのものが多いです
フラットだからこそふとんやマットレスを敷く人が多く感じます
目的で見分けるふとんとマットレス
目的も違うものです。
名称 | 目的 |
敷布団 | 吸湿性に優れ、無理のない姿勢で寝るためのもの |
マットレス | 弾力性に優れ、体の圧を分散して寝姿勢を正すもの |
寝るときに敷くもの、という点では変わりはありません。
目的の違いは素材の違いによって起きてるものです。
敷布団は木綿・羊毛で作られることが多いです。
木綿も羊毛も吸湿性が高いです。
吸湿性が高いということは、汗をしっかり抱え込んでくれます。
そのため、一晩でコップ一杯の汗をかいている、というじめじめしやすいふとん環境を快適に守ってくれます。
しかし吸湿性に優れている一方で耐久性が低いため、一定期間使うと薄く硬くなってしまうことがあります。
マットレスはポリエステルで作られているものが一般的。ウレタンもポリエステルから作られています。
身体を支えるためのクッション性が高く、体の一部分にだけ体重がかかるのを防いでくれます。
そのため、ふとんで寝ると身体が痛くなりやすい人にはマットレスがおすすめ、と言われています。
しかし、湿度調整に向いていない素材のため、マットレスに汗が吸収されたまま放出されないことがあります。
日本は湿度が高いので、マットレスには必ず放湿対策が必要となります。
このふとんの耐久性の低さと、マットレスの放湿力の低さを改善するものとして、エアーブレスがあります。
エアーブレスは空気の層が作られているため、湿気がこもることはありません。
また、ポリエステルで作られているため耐久性も高く、ふとんの弱点をカバーできます。
高反発?低反発?
マットレスを購入するときに自分に合ってるかどうか判断するものには反発力があります。
マットレスの反発力とは、体を支えるチカラのことで、寝心地にかかわってきます。
高反発マットレス
高反発というとベッドにダイブしたときに体が跳ねるかのようになるマットレスのこと。
実際に高反発のマットレスで寝た場合、体が沈み込まないのが特徴です。
身体が沈み込まないため、立ったままの状態が維持しやすく、寝返りも打ちやすくなっています。
低反発マットレス
低反発マットレスは、ふわふわした触感のマットレスのこと。
ふわふわしているため、体を包み込んでいるかのような寝心地を実現できます。
体を包み込んでくれるため、マットレスと体の間に隙間ができないので、暖かいのも特徴です。
体重からみる適したマットレスの見分け方
自分が使うべきマットレスが高反発か低反発かご存じですか?
一般的に体重が基準になります。
- 体重50㎏以上が高反発マットレスがおすすめ
- 体重50㎏以下が低反発マットレスがおすすめ
体重が50㎏以上の人は高反発がおすすめ。低反発だと身体を包み込む力が高い分、背骨が「くの字」になりやすいです。くの字になってしまった場合、立ってる姿勢と寝ている姿勢がかけ離れてしまいます。そのため、疲れやすくなってしまいます。
体重が軽い人はが高反発に寝た場合、マットレスが適切に凹まず「硬いところ」に寝た状態になります。
そのため、体重が軽い人は柔らかいマットレスで寝たほうが、おすすめ。
体を包み込む力が強いので、無理なく体を立った時と同じ状態を作れます。
また、筋力の低い人は高反発マットレスのほうがおすすめのようです。
この機会にぜひマットレスのご検討を!
生産性を上げるために睡眠は必要不可欠だと思います。その睡眠を司るマットレス。
この機会にぜひ向き合っていただきたいです。
人生の1/3は睡眠、というくらいなので、人生の1/3を支えてくれるマットレスこそお金をかけることをお勧めします。
いい睡眠をとることは、身体のメンテナンスの回数を減らせる可能性もあります。
成長ホルモンの分泌が活発な時間にいい睡眠をとることで、肌がきれいになることだって考えられます。
いい睡眠をとって元気できれいになれることを応援しています!
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